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講演は学生、市民ら約80人が聴講した。親方は昭和38年、高砂部屋に入門し、翌年の春場所で初土俵。47年の名古屋場所で史上初の外人力士優勝を飾った。20年にわたり現役を続け、61年に東関部屋を開き、横綱曙はじめ多くの力士を育てている。
講演では、高校時代はフットボール選手だった親方が力士になるまでの歩み、しこ名の由来、入門当時の相撲界と今日の違いなどを語った。けい古は昔ほど厳しくないはずなのに、入門した新弟子の10人中6人がすぐ辞めていくなど、部屋運営の厳しさにもふれた。広報担当として日本相撲協会のホームページで英語をチェックしているとし、「ぜひ一度アクセスを」と述べた。
聴講の市民からは、「横綱に格下げはないのか」「ちゃんこ鍋は部屋によって違いがあるか」「相撲人気の陰りをどう見るか」などの質問が相次ぎ、「曙にもっと気合いを入れてほしい」とげきもとんだ。親方は「力士はちゃんこを食べなければいけないのに、ほかほか弁当やハンバーガーが好きで困る。野菜もちゃんと食べなければ」などと答え、「今はぶつかりけい古はしないが、口でけい古をつけている。『この野郎』『ばか野郎』『しようがない』は毎日使う」と会場を沸かせた。また、「成功する力士は足が大きいことと、運動神経。でも一番はファイトとやる気。目標をもたないと、いいところに行けない」と学生を激励した。
(1998/ 5/28)
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