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報道では、試射されたミサイルの一部は、ウラジオストクの南南東約300キロ、能登半島の北北西約450キロの公海上に落ちた。また、弾頭部分は日本列島を飛び越え、東北三陸沖の太平洋に着弾した。日本海に落ちたと推定される午後0時12分ごろ、飛鳥は能登半島の珠洲市禄剛崎の北約6キロを航行中。郵船クルーズ広報部によると、ミサイルの落下推定地点までは400キロ以上あり、とうていミサイルが目撃されるような位置ではなかった。
クルーズ主催の日通旅行担当者によると、船内ではテレビニュースなどでミサイル発射を知ったスタッフ、乗客はいたものの、船内放送はなく、ほとんどの乗客は知らなかったようだという。船内で大きな話題になることもなかった。
一方、柏崎商工会議所内の柏崎・飛鳥クルージング実行委員会には同日午後、乗客の家族から「北朝鮮のミサイルが日本海に発射されたようだが、飛鳥は大丈夫か」という問い合わせが2件あった。いぶかしがりながら、午後2時半ごろ、船上の実行委スタッフと電話で連絡を取り、無事を確認した。船上のスタッフも当初は信じられない様子だったという。
出迎えの家族の中には、「ミサイルが当たっていたら、私は一人ぼっちになるところだった」と冗談めかしながら、無事帰港を喜ぶ若い女性がいた。昨年のロシア・ウラジオストクに続いて2年目の参加という市内の女性客は、船内のテレビで事件を知り、「落ちた場所がウラジオストク方向と聞き、今年がウラジオでなくて良かったね、と仲間と胸をなで下ろした」とほっとした様子。
西川市長は下船後、「気象ニュースには気をつけていたのだが。まったく知らなかった」と驚き、「映画、小説に出てくるようなことが現実に起きた。異常な感じで遺憾だ。わが国は毅然とした対応をしてほしい。原発を抱える市としては、もうひとつ余計な心配を背負ったようだ」と話した。
(1998/ 9/ 1)
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