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新道の大ケヤキ 枝払いなど緊急措置
 市内新道、鵜川神社(箕輪正邦宮司)でこのほど、境内にある国指定の天然記念物「大ケヤキ」の枝払い作業が行われた。この秋の台風の被害で折れた枝などを緊急措置として切ったもので、正式な治療はこれからになる。

 同神社の大ケヤキは昭和5年、国の天然記念物に指定され、推定樹齢は伝承で一千年といわれる。しかし長年の風雪の被害には勝てず、幹の中ほどは空洞をふさぐため、部分的にトタンで覆われている状態。

 この秋の台風で折れたのは、主幹部に当たる上部の約6メートル。市では今年度、事故防止や他の樹勢への影響から枯れた枝などの主幹部の切断を計画していたことから、ほかの枯れた部分も含めて枝払い作業を行った。

 3日間にわたる作業で、整形と腐食防止の処置を施した。作業に立ち合った新潟市の県樹木医会事務局の佐藤賢一さんは「木材腐朽菌によって思った以上に、幹に発生しているコフキサルノコシカケの腐り方がすごい。幹がスポンジ状になっており、これが倒伏の原因と考えられる」と話した。

 また、佐藤さんによると、今回はあくまでも緊急的な処置で、国の手続きや予算措置などを整えた上、完全な外科治療が必要という。その際には、今年5月に行われた樹木医の診断結果を踏まえ、正式な処方せん、保存方法などを出していきたいとした。

(1998/11/18)

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