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調査は老人台帳から65歳以上の3,500人を無作為抽出し、70%の約2,400人が回答。主な設問では、健康状態は「おおむね元気」の人が全体の91.7%で、ほかは寝たきり、準寝たきり。買い物、調理、掃除、洗たくなど生活の自立度は一人暮らしの方が他の世帯構成に比べ高かった。
仲間との交流の有無では「ふだん気軽に話し合える仲間がいる」は全体の89.5%。仲間がいない率の男女別では、男性の方が多かった。仲間のいない人の年齢分布では、75歳以上の後期高齢者になるほど割合が大きくなった。
生きがいを感じることは複数回答で「働く」が60.5%と最も多く、男女・年齢差はなかった。この中には勤めに出る以外に、畑仕事や草取り、家事など広い意味が含まれていると見られた。次いで「趣味」が53.0%、「老人クラブ」が23.8%、「学習や教養」が19.6%などの順。
保健サービスの利用意向は複数回答で基本健康診査などが86.9%で最高。健康教室・相談、市役所などでの介護相談、総合相談窓口が7割強。困った時の相談相手は「家族・親族」が81.4%、「診療所や病院の医師」が50.4%。
若年者の調査は40歳以上65歳未満の市民が対象。530人から回答を得て、高齢者福祉や健康づくりなどの関心度を分析。「介護認定は、不公平感を持たれることのないように、最大の努力を」など約280件の意見、要望が記述された。要援護高齢者の調査は在宅・施設の約1,580人を対象に実施し、分析作業を進めている。
市では「おおむね元気な高齢者が年を取っても生きがいを持ち、豊かな老後を過ごすための施策として仲間づくり、生きがい、相談相手の各視点が重要であると考えられる。若年層からたくさんの意見が寄せられ、関心度の高さの表れと思う」と話した。調査の概要結果は、すでに先ごろ開いた2回目の同事業計画作成検討委員会で協議を行っており、この内容を盛り込む方針だ。
(1998/11/21)
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