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定数問題は、来年4月の選挙に立候補者が少ないことも背景に、今年8月から「議会の地位と権限に関する調査特別委員会」で議論した。その中では、整風会が類似都市の例を挙げて4人削減を訴えたのに対し、市民クラブは現状維持の空気が派内で強いとの姿勢を見せていた。また朋友会は立候補者数の動向を見る余地を残しながら現状維持、社会クラブと公明は地方分権が進むことなどを理由に反対、共産党は法定定数の36人に戻すという主張だった。
市民クラブの高橋会長は「派内で意見交換した結果、社会情勢や立候補者が少ない現状を考えて、議会活性化のためにも2人削減が妥当ということになった」と説明。朋友会・整風会との協議については「まとまらなかった」としながらも、両会派の賛同による可決を期待しての条例案提出となる。
一方、朋友会の小池会長は「いろいろな意見が派内では出ているが、プルサーマル問題の議論もされている折、無投票になるような事態は避けなければならない」とし、市民クラブ案受け入れの可能性を含めて対応を検討していく考えだ。整風会の桜井会長は「できれば4人削減の筋は通したい。正式な条例案を見た上でどうするか考えたい」と話している。
市民クラブや朋友会には整風会の主張する4人削減への警戒感もあると見られ、こうした思惑も絡めた今後の動きが注目される。
市民クラブが条例案をいつ提出するかは決まっていないが、本会議での審議は会期最終日の17日になる見通しだ。
次期市議選は今のところ、引退・死亡議員と新人がともに7人で同数。さらに現職の1部は再出馬がまだ流動的で、定数割れも予想される情勢となっている。
(1998/12/ 2)
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