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第81回全国高校野球選手権新潟大会(県高野連など主催)は28日、準決勝の試合終了後、3位チームの表彰式がそれぞれ行われ、初の4強入りで新潟工に敗れた常盤がスタンドの大きな拍手を浴びた。
常盤は最終回、宮木善彰監督が3年生3人を代打に送った。先頭打者の石垣亮太は安打で出塁し、続く2人は三振、右飛。最後の打者で6試合に登板した藤田正行投手のバットは空を切り、試合終了。ベンチ入りした3年生全員が創部初の準決勝に出場した。
自分の体験から補欠の気持ちはよく分かるという宮木監督。「出番をずっと考えてきたが、またとないチャンスがきた。最後の締めは藤田。これ以上はないシナリオです」と話した。
表彰式では三塁側から常盤ナインが入場し、内野で整列。柏高の野球部部長を務めたこともある大塚啓充・県高野連会長が「健闘をたたえる」と表彰状を読み上げ、村山裕二郎主将(3年)に手渡した。一塁ベンチ前では新潟工ナインが整列して見守り、健闘をたたえた。スタンドから拍手が送られ、一塁側の新潟工応援席から「よく頑張ったぞ」の声援が飛んだ。
表彰式後、常盤の3年生が新潟工のロッカールームを訪ね、前日の準々決勝で対戦相手の新発田中央から託された千羽鶴を手渡し、「ぜひ甲子園に行き、頑張ってきて下さい」と激励した。村山主将は大会を振り返り、「準決勝までは2点差以内の試合ばかりでチームの雰囲気はよかった。全員の力を精一杯出せた。精神的にも強くなったと思う」。初の4強進出を果たし、「次は後輩にぜひ甲子園へ」と夢を託した。
(1999/ 7/29)
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