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柏崎刈羽を新しい切り花の産地にしようと、今年から本格的に取り組む「ストック」の苗約3万本がこのほど、郡市15の農家・生産組合に引き渡された。
ストックは南ヨーロッパ原産のアブラナ科の植物で、10月下旬から11月初めに白やピンク、うす紫の花を咲かせる。主に切り花として利用するが、暖かな地方では花壇や鉢植えで楽しむ人も多い。
栽培の特徴は稲作と時期が重ならず、しかも育苗ハウスが使える点で、当地方では刈羽農業改良普及センターが中心となり、大規模農家の複合経営の一環として2年ほど前から栽培に取り組んできた。今年は市農協を事業主体とした農協モデル産地づくり事業に認定され、県、市も支援。出荷数を確保することと、来年春には農協合併が控えていることから、普及センターでは刈羽村、西山町、高柳町の農家などでの栽培も推進している。
品質の統一を図るため、苗づくりは市農業振興公社が引き受けて、7月下旬に種まき。先進地で栽培技術を学び、普及センターの指導を得て、このほど約3万本の苗が育ち、農家に引き渡した。
昨年もストック栽培に挑戦した市内の専業農家は「丈夫な苗で、きっといい花を咲かせてくれるに違いない」と話し、さっそく定植作業を進めていた。
ストックは、国内では千葉県や山形県が産地として知られ、いわゆる1本立ちの花を出荷しているが、県内で栽培が進められているのは花にボリューム感のある八重咲きのスプレー系。寺泊町を中心とした三島郡北部、西川町などが先進地だ。
(1999/ 8/25)
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