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県トキ保護募金推進委員会(会長・平山知事)が公募したポスター原画・イメージキャラクターコンクールの審査がこのほど行われ、市立一中(種岡隆夫校長、生徒数327人)の2年生・小竹真奈未さんの作品が最優秀賞に選ばれた。1日の始業式で賞状や、記念品のトキのオカリナを伝達し、小竹さんの快挙をたたえた。
コンクールはポスター原画・子どもの部(中学生以下)、同・大人の部、イメージキャラクターの部に分かれ、県内から合わせて949点の応募が寄せられた。審査の結果、3つの部門ともそれぞれ最優秀賞一点をはじめ、各賞が決まったもので、小竹さんはこのうち、ポスター原画・子どもの部に出品した。
小竹さんは1年生から同校美術部に所属。自分の絵を見て、たくさんの人から募金してもらいたいと応募した。下絵から完成まで約1カ月がかり。2羽の仲のいいトキを大きく描き、「募金」の文字をレタリングで表現した。2年生の美術の授業で習ったばかりの霧吹きぼかし風のスパッタリングの技法を使って、トキの背景が青から赤に変わっていくように幻想的な雰囲気にまとめた。
最高の賞を受け、小竹さんは「最初、受賞の知らせを聞いた時には、とても信じられなかった」。作品が今後、募金PRのシンボルとして使われていくことから、「募金がたくさん集まって、トキがもっと増えたらいい」と率直な感想。同部顧問の上(かみ)雅次教諭は「地道に手間をかけたかいのある作品だった。今回の受賞は小竹さんはもちろん、美術部の生徒たちの励みにもなる。みんなでこれからも頑張りたい」と話した。
(1999/ 9/ 3)
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