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島根県で6日に行われた全国産業教育フェア(文部省、同県など主催)のロボットどじょうすくい大会で、柏工電気科のマシン「ゴーゴーファイブWITH T」が決勝トーナメントに進んだ。1回戦で敗れたものの、同校としては4年連続の全国出場で、生徒5人はチームプレーでものづくりの手ごたえをつかんだ。
今年のテーマは開催地・島根県の安来節にちなみ、「どじょうすくい」。どじょう、泥、島根特産のしじみにそれぞれ見立てたバトン、ゴルフボール、テニスボールを、コート内の指定された場所にマシンで運び、3分間で得点を競った。障害物として床に角材が置かれ、マシンの高さを超える位置にバトンを積むなど、高度な技術が要求された。
柏工電気科の5人は10月下旬の県高校生産業教育フェアで出場15校30チーム中、準優勝。ベスト8が全国大会に派遣された。続く「テクノフェア&エレクトロニカ新潟」併催の電子作品コンテストでは同じマシンで奨励賞を受け、ロボット競技会では優勝した。全国大会は192チーム中、柏工など64チームが決勝トーナメントに進んだ。
製作は課題研究で取り組み、夏休みから本格的な作業を行った。何度もあきらめかけたが、苦労を無駄にしたくないと完成にこぎつけた。生徒は製作、操縦、競技中の指示など持ち味を生かし、「各工程で手法、部品調達など次々と問題にぶつかった。そのたびに知恵を出し合い、克服した」「操縦させてもらい、いい結果が出せて良かった。仲間が声をかけてくれ、落ち着いた」と話す。
全国大会では他校の精神面の強さにも学び、大きな収穫だった。指導にあたった田辺俊一教諭(38)は「伝統の連続出場はそれなりのプレッシャーだが、先輩の活躍が2年生の励みと目標になっているようだ」と目を細めている。
▽柏工電気科「ゴーゴーファイブWITH T」
市村勝彦、品田靖之、西巻貴史、大図隆志、能登智志
(1999/11/11)
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