
北鯖石小6年生が制作した拉致問題の早期解決を求めるポスター=市役所 (2025/03/04)

柏崎刈羽の卒業シーズンのトップを切って行われた産大附属高の卒業式=1日、同校体育館 (2025/03/03)

JAえちご中越の力間・経営委柏崎委員長(左奥)から門出米を受け取った柏総3年生=20日、同校 (2025/02/28)
>>過去記事一覧
柏崎圏で実行委員会を組織した公開シンポジウム「地域福祉の推進と介護保険―おたがい様で支え合う助け合いのまちづくり―」が5日、産文会館文化ホールで開かれた。柏崎刈羽の各地から関係者や一般の人らがたくさん集まり、熱心に耳を傾けた。
シンポジウムは「地域福祉の推進と介護保険―住民参加型福祉活動から地域の役割を考える―」のテーマで、小山剛・長岡高齢者総合ケアセンター「こぶし園」副園長、河田珪子・新潟福祉公社まごころヘルプ室室長、山田美和子・元全国社会福祉協議会高年福祉部長が登壇して、それぞれの立場から体験をもとに語った。
このうち、施設内でボランティア組織を作った小山副園長は「原点の介護は施設で行い、そのほかの部分でボランティアから支えてもらい、豊かな生活に」、有償の助け合いを進める河田室長は「今までは行政に頼っていたが、受け身でなく私に何ができるかが大切だ」、地域に高齢問題の情報室を設けた山田元福祉部長は「地域福祉は私発のボランティアから」などを提言した。
アドバイザーの早瀬昇・大阪ボランティア協会事務局長は「人生や地域社会は自分で作るもの。住みやすい町は自分たちで考えていくことだ。草の根的運動の広がりでその地域が耕され、住みやすくなる。福祉という言葉は中国語で天寿をまっとうし、いろいろな喜びに預かること。ボランティアを通じた生きがい活動で人生のフィナーレを」と話し、この日のシンポジウムを締めくくった。
(1999/12/ 8)
※柏崎日報社掲載の記事・写真は一切の無断転載を禁じます。
すべての著作権は柏崎日報社および情報提供者に帰属します。新聞記事・写真など、柏崎日報社の著作物を転載、利用するには、原則として当社の許諾を事前に得ていただくことが必要です。掲載についてのお問い合わせは、お電話 0257-22-3121 までご連絡ください。