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市立博物館で25日から、カメラのレンズを通して自然の神秘をとらえた企画展「ネイチャーフォト展」が開かれる。富士写真フィルム、柏崎写真連絡協議会の全面協力によるもので、今年で6回目。展示作品の中にはカラースライドの部で見事、銅賞に輝いた市内横山の自営業・宮川光昭さん(51)の「二重寄生」も出品される。
同展は富士フィルムが1998年に行ったフォトコンテストの入賞作品としてネイチャー部門の約百点を出品する。コンテストには全国各地から十万点もの応募が寄せられ、その中から、厳しい審査の末にネガやスライドの各部でグランプリをはじめ各賞に選ばれた作品がそろう。
宮川さんの作品は4年前の秋、高柳町・磯の辺のブナ林の中で撮影した。落下したブナの枯れ枝に、チシオタケが発生し、そこにタケハリカビが寄生している場面を偶然に見つけ、シャッターを押した。宮川さんは柏崎きのこ研究会の会員で、きのこの撮影によく行く場所だった。
「針のように傘から飛び出したカビの菌糸に日が当たって、きらきらと光り、おもしろかったので、さっそく撮影した」と当時を振り返り、「まさか入賞するとは思わなかった」と話す。市内では九六年のコンテストで同会会員の菅沢重蔵さん(松美一)がやはりきのこを題材にした作品で銅賞に選ばれており、2人目の快挙になった。
同展は5月31日まで(月曜日は休館)。時間は午前9時から午後5時。入場無料。同館では「自然写真の中からセンス・オブ・ワンダー(美しいもの・未知なもの・神秘的なものに目を見張る感性)をはぐくんでほしい」として、たくさんの来場を歓迎している。
(2000/ 4/20)
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