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柏崎刈羽地方の慢性的な農業用水不足の解消を目指す国営土地改良(農業水利)事業は今年度、栃ケ原ダムによって水没する高柳町の町道の付け替え道路をほぼ完成させる。この道は県道から同ダムへの資材運搬道路も兼ねており、北陸農政局柏崎周辺農業水利事業所(丸山優所長)は平成13年度からダム本体の建設を着工する計画だ。
この事業は柏崎市、刈羽村、西山町の水田3,590ヘクタールに農業用水を補給するため、高柳町の鯖石川上流に栃ケ原ダム、柏崎市の鵜川に市野新田ダム、西山町の別山川に後谷ダムを建設して有効貯水量500万トンを確保。また幹線導水路の新設や既存の藤井、善根の頭首工の取水施設の改修、幹線用水路の整備を進める。関連事業として末端用水路の整備と区画整理を行い、大型農業機械の導入を促進して、農業の近代化・効率化も目指している。
事業の第1期(栃ケ原ダム)は9年度に事業採択され、翌年は2期事業にも着手。総事業費は1期、2期合わせて439億8000万円。20年度の完成を目標にしている。
事業所によると、栃ケ原ダムの完成時に水没する町道の付け替え道路(幅員6.5メートル)2,300メートルのうち、11年度の1,065メートルに続いて12年度は984メートルの工事を実施。これにより高柳町・栃ケ原集落の県道からダム建設予定地まで大型車両の通行が可能となることから、13年度にダム本体の建設を開始する。
栃ケ原ダムは堤高52.8メートル、堤幅160メートル、堤体積12万4000立方メートルの重力式コンクリート形式。有効貯水量は230万トン。18年度の完成を目指す。
なお市野新田ダムは今年度、用地買収交渉に入りたいとして準備中。後谷ダムは用地測量の計画だ。
(2000/ 6/27)
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