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市は、少子高齢化、女性の社会進出、核家族化などが急速に進む中で、保健医療福祉全般にわたって審議・提言を求めるため、各方面による社会福祉政策審議会を設置した。4日に市役所で開かれた初会合は、従来の会議とは少し手法を変え、委員の考えなどを広く出してもらう形で行われ、それぞれの立場から積極的な意見や要望が出された。
同審議会は、市第3次長期発展計画後期基本計画をもとに、社会福祉のより一層の推進を目指し、市の付属機関として位置付けられた。市長の諮問に応じ、保健医療福祉全般における施策、計画を調査・審議し、必要とされる事項については委員からも市長に提言する。市民からの公募4人をはじめ、福祉サービス提供者・利用者・関係団体の代表、学識経験者ら20人で構成された。
会では冒頭、西川市長が「これからの柏崎市の社会福祉にかかわるもろもろのことを、1つの自治体の構えとして十分か、もっと力を入れる点はないかなど多角的に意見を出してもらい、我々の羅針盤になってほしい。間口の広いことがらがテーマになるが、広い視野で市民生活から感じた点などを話してほしい」と協力を求めた。
続いて、事務局から同審議会の位置付け、任務などの説明を受けた後、委員が日ごろの考えなどを述べた。この中には「市の福祉は充実してきているが、地方分権の流れにあって、もう少し広域的に取り組んではどうか」「日本の福祉施策は金をかけて解決してきたものが多いが、それだけでなくマンパワーの育成、柏崎を支える人づくりを考えては」「誰もが安心して生活できるモデル地区を柏崎に設定してはどうか」など前向きな意見が出された。
この日は本市の重点課題として
(1)市民参加による福祉のまちづくり
(2)子どもたちが健やかに育つまちづくり
(3)市民の自立を支えるまちづくり
(4)保健・医療のゆきとどいたまちづくり
の4点が事務局から説明された。次回会合では、委員から出された意見や事務局からの重点課題などを精査した上で課題を絞り、順次協議を進めることを確認した。
席上、会長に藤田克子さん、副会長に千原昭夫さんが選出された。委員は次の人たちで、任期は平成14年3月31日まで。
【社会福祉政策審議会】
▽市内に在住する人=星野文彦、持田千恵子、霜田琉美子、吉田勝彦=公募
▽保健医療福祉の施設・機関などの関係者=加藤正(柏崎地域福祉センター所長)、千原昭夫(市社会福祉協議会副会長)、黒崎善治(市民生児童委員協議会長)、河合三喜雄(花ぞの幼稚園長)、阪田利典(シルバー人材センター理事長)、池田和夫(柏崎市刈羽郡医師会長)、阿部晴弘(柏崎市歯科医師会長)、片山正男(むつみ荘園長)、西川紀子(トライアングル代表)、佐藤良枝(ボランティア連絡協議会長)、小林トシ子(精神障害者家族会代表)、中野キシ子(市母子寡婦福祉会長)、阿部昭子(市健康推進員協議会長)▽学識経験者=渡辺五四六(連合新潟柏崎地協議長)、藤田克子(北条コミュニティ振興協議会長)、久我重雄(会社社長)
(2000/ 8/ 5)
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