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任期満了に伴う来月14日告示、19日投開票の刈羽村長選で19日、前村議で会社員の武本和幸氏(50)=同村西元寺=が立候補を表明した。同村長選では加藤村長が今期限りの引退を決め、すでに前村議ら4人が前哨戦の後援会活動を繰り広げており、武本氏の表明で5人が乱立することになった。
武本氏は会見で「交付金返還が現実のものとなってきたラピカ問題の迅速・的確な対応、原発バブル後の堅実な地域づくりを目指したい」と述べ、ラピカ問題の究明、水道水源の汚染防止と水道水の確保、少子高齢化に対応した田園居住空間の整備などを政策に挙げた。また、脱原発は世界の流れとし、東京電力柏崎刈羽原発のプルサーマル反対、原発の監視強化、防災対策の徹底に取り組みたいとした。
武本氏は新潟大学農学部卒。昭和50年から村議6期を務めた。昨年4月、県議選柏崎市区に立候補したが、14,208票で落選した。土木設計事務所勤務。農業土木学会、地盤工学学会、反原発運動全国連絡会など会員。
ラピカ問題の真相解明を求める住民らは8月から独自の候補擁立を模索していた。武本氏は調査活動を支援する立場でかかわってきた。「すでに出馬を表明している4人の政策にはラピカ問題解決の具体的な手法や、村民人口が減る中、村の形をどうするのか現実的な手法が見えない」とし、今後は地域座談会などで訴えを広げたいという。
刈羽村では昭和47年、近藤光夫前村長が初当選した三つどもえ戦があるが、その後28年間は一騎打ちか無投票が続いている。村長選立候補予定者説明会は24日午前10時から役場3階で、同日午後1時半から村議会議員補欠選挙の説明会が開かれる。村長選に立候補を予定している西巻俊一氏、品田宏夫氏の辞職に伴う村議補選は村長選と同日程で、今のところ3人が名乗りを上げている。
(2000/10/19)
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