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任期満了に伴う県知事選は22日に投開票が行われ、自民・民主・公明・社民・自由・保守・自由連合の7党推薦で柏崎市出身の無所属現職・平山征夫氏(56)が、約69万票で3選を果たした。ともに無所属新人の前新津市長・小林一三氏(64)と共産党推薦の新潟勤労者医療協会理事長・富樫昭次氏(69)に大差をつけた。投票率は全県が63.59%、柏崎市が67.83%で、衆院と同日選だった前回をそれぞれ5.69ポイント、0.31ポイント下回った。
今回の知事選は、今年2月に3選出馬を表明した平山氏に対し、富樫氏と小林氏が相次いで名乗りを上げ、11年ぶりの三つどもえ戦となった。特に、小林氏の出馬により、これまで平山氏でまとまっていた保守陣営の一部が取り崩され、選挙戦でも両氏が激しく火花を散らせた。
しかし結果は、現職の強みに加えて、7政党と連合新潟などの支援を受けた平山氏が小林氏を寄せつけず、危なげない勝利を得た。同氏は2期8年の実績と「公正・クリーン」を強調し、高速交通体系などを生かした県づくりを訴えた。小林氏は「脱原発」を掲げて波乱は巻き起こしたものの、全県で知名度が浸透しなかったことや、選挙準備期間が短かったことで、平山氏に24万票離された。富樫氏は、医師の立場から乳幼児医療費無料化などをアピールしたが、平山・小林両氏の激突の中で、10万票にも届かなかった。
一方、柏崎市と刈羽郡は平山氏が77%の得票率という圧勝。出身地・柏崎市では、後援会や柏崎経済人連盟、連合柏崎地協などが、小林氏が割って入る余地のない強力な選挙態勢を組み、約3万6千票を集めた。保守陣営は、今年6月の衆院選二区で桜井新氏が落選するなど流れの変化が起きているが、さすがに柏崎市での平山氏の強さは県内他市を圧倒した。小林氏は約6,700票にとどまり、富樫氏も、衆院選で村山史彦氏(共産)が獲得した約8,600票を大きく減らし、3,000票台だった。
(2000/10/23)
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