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任期満了に伴う刈羽村長選は19日投票が行われ、即日開票の結果、無所属新人で前村議会議長の品田宏夫氏(43)が12,046票を獲得し、無所属新人5人の乱立となった8年ぶりの村長選を制した。新村長の任期は12月15日から。
同村長選は、2期目で現職の加藤村長が今期限りの引退を表明し、品田氏、元村収入役の西巻俊一氏(68)、元村議の武本和幸氏(50)、村商工会長の加藤幸夫氏(56)、会社社長の近藤昇氏(60)の5人が立候補するという例のない混戦となった。3月に立候補を表明した西巻氏を、6月に出馬を決めた品田氏が追い上げ、生涯学習センター「ラピカ」の建設工事問題が波紋を広げる中、8月以降に名乗りを上げた3人が追いかけた。
品田氏は告示直前の総決起集会で約510人を集め、「村民が主体の村政」、世代をつなぐコミュニケーション、21世紀の村づくりなどを訴えた。選挙戦では若手を前面に押し出し、若さと行動力をアピール。精力的な街宣で終盤の戦いを盛り上げ、手堅く票をまとめ競り勝った。
後援会活動で先行した西巻氏は、前村長を選対本部長に衆院選2区で初当選した代議士の選対組織をほぼ引き継ぎ、40年の行政経験などを強調した。告示前に全村を3巡するなどして引き締めを図ったが、票を固め切れなかった。告示1カ月前に出馬を表明した反原発・反プルサーマルの武本氏は、ラピカ問題の早期解決、暮らしにかかわる水道問題などを中心に訴えたが、支持の広がりに欠けた。
加藤氏は大票田の地元刈羽集落を足がかりに街宣で盛り上げたが、浸透し切れなかった。また、近藤氏は独自の草の根選挙を進めたが、及ばなかった。村長選の投票率は89.02%で初めて90%を割り、昭和43年以降、最低となった。
(2000/11/20)
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