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市内の生涯学習の草分けとして活動を続け、創立30周年を迎えた寿大学講座の記念式典(柏崎公民館、同講座自治会主催)が16日、産文会館で行われた。たくさんの受講生が出席して、長い歩みを振り返り、新世紀への誓いを新たにした。
同講座は昭和46年、「かわりゆく柏崎と老人の生きがい」をテーマに、今日の長寿社会を先取りする形で、公民館事業の一環として開講した。以来、高齢者の社会参加、リーダー養成などを目標に掲げ、毎月1回の全体学習、趣味のコース学習に取り組んできた。 一方、受講生の人数は発足当初の100人台から年々増え続けた。近年は600人台を数え、これまでの延べ人数は13,000人以上に上るという。この間、50年には受講生らによって独自の自治会が組織されるなど、本市の生涯学習の分野に大きな足跡を残している。
式典で牧口忠吾・自治会長は「寿大学は敗戦の苦しみを乗り越えてきた当時のことや、互いの人生を振り返って、語り合える場だ。多くの友と励まし合いながら、きょうの式典を迎えた。これを心に刻み、21世紀の語り部として頑張っていきたい」とあいさつ。
来賓の西川市長は「健康で笑顔で、人の迷惑にならないようにやりたいことをやることが人生の仕上げになる。自分の人生を大事に、来年から始まる新しい100年を過ごしてほしい」、相沢教育長は「一生懸命に学んだことを大勢に還元し、まちづくり、地域づくりになることを期待したい」と祝福した。
席上、講座の活動に長年功績のあった人たちに感謝状を贈り、代表の久住長さんが「寿大学は自分の年齢、容姿などをすっかり忘れて楽しく取り組むことができ、まさに学習の楽園だ。人間はほめられるとうれしいもの。心にうるおいが与えられ、幸せだという思いをさせていただき、本当に感謝している」と述べた。
感謝状を贈られたのは次の人たち。
久住長、高橋群英、阪田利典、品田豊蔵、竹田茂、高橋與三八、中村則子、堀井忠一、横田進一
(2000/12/16)
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