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新潟産業大学(内田安三学長)は、平成13年度の新入生から、首都圏などの他大学へ3年から編入を希望する学生に補習授業を行うなど、大学として積極的に支援する方針を打ち出した。
この制度は、編入試験に失敗してもそのまま在学でき、いわば“担保付き“で入試に再挑戦できる道を開く。さらに、他の大学へ移ってから地元企業に就職を希望する場合でも産大学生と同様の便宜を図るとしており、地元出身者にとっては朗報と受け止められている。
「予備校に通う費用や精神的負担を考えれば在学しながら学ぶ方が合理的」との考え方から生れた制度で、内田学長は「県内の8割の学生は地元以外のところで過ごしたいという考えがある」として、首都圏の大学との連携を模索する様々な構想を持つ。「今回は地方大学の持つ役割を十分に考えた結果だ」としている。
編入希望者は申し出により編入試験に必要な英語や国語、小論文などの指導補習の形で授業を受けられる。また、受験態勢を整えるため、2年間分の60単位を1年の時から早めに取得することも可能になる。
産大は経済学部と人文学部からなり、現在約1,700人の学生が学んでいるが、12年春に人文学部が定員割れとなった。地方大学を取り巻く環境が一段と厳しさを増している中で、内田学長は地方と大学の共存を目指し、福祉のまちづくりや観光学科の設置、中越地区の大学の連携強化などの構想も提唱している。
(2001/ 1/23)
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