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市立博物館に今冬も、磯歩きを楽しむ市民などから情報が続々。この中には、明治43年に市内宮川海岸に漂着したナガスクジラのものと見られるせきついもあり、同館では今後の研究に役立てたいとしている。
せきついを見つけたのは市内長浜町の自営業・若井雄次郎さん(51)。ダイエットを兼ねて、宮川海岸で磯歩きをしていた若井さんは「打ち上げられているのを見た時、あまりに大きく、すぐにクジラの骨と分かった」と話し、さっそく博物館に連絡したという。
大きさは、幅が約45センチ、厚さが約15センチ、重さは12キロ。同館の箕輪一博学芸員は「文献によれば、明治43年3月に全長約25メートル、体重約68トンのナガスクジラが宮川海岸に漂着しており、おそらくこのせきついと思われる」と推定。
また、91年も時を経たことについて、箕輪学芸員は「当時の人たちは海岸で解体したものの、クジラの骨まで処理する技術はなく、海岸に放置されたか、砂に埋もれたり、波に持って行かれたのだろう。それが何かの原因で打ち上がったのではないだろうか」ともしている。
このほか、同館には例年7月から年内にかけて上がるムラサキダコが、1月に入り大量に漂着したという情報をはじめ、ソデイカ、アミモンガラなど暖海の生物の発見事例が寄せられている。箕輪学芸員は「いずれも貴重な研究資料」としており、さらに市民の協力を求めている。
(2001/ 2/ 3)
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