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西川市長は4日の定例記者会見で、市役所や市内公共施設を光ファイバーケーブルの高速通信網で結ぶ市地域情報化基盤ネットワークを今年10月から運用すると発表した。市はかねてからIT(情報技術)のインフラ整備としてどういう手段が最適かを検討してきたもので、最終的にNTTの光ファイバー網を選択した。
計画によると、情報ネットの対象となるのは市の本庁をはじめ元気館・市民プラザなどの庁外施設と、小中学校、保育園、コミュニティセンターなど市内全域の市公共施設あわせて115カ所。これらを毎秒10メガビットの高速・大容量の光ファイバーケーブルで結ぶ。市役所と柏崎情報開発センターの間は100メガビット回線にする。
活用法は今後具体的に検討するが、電子申請、行政情報の公開、生涯学習・福祉情報の活用など、市民や企業にさまざまな行政サービスをより速く効果的に提供していくことが可能だという。一方、行政が利用するだけでなく、近い将来には、高速インターネットの環境として一般に使ってもらうことも視野に入れている。
通信回線は、今年3月からサービスが始まるNTT東日本のスーパーワイドLAN(域内ネットワーク)を利用。敷設工事はNTTが行い、市は受け入れ側施設の工事費や初年度回線使用料で約4,500万円を2002年度当初予算案に計上する。
市では近年、庁内のLANなどIT化に積極的に取り組んでいるが、全市の公共施設を結ぶ本格ネットは初の計画。また光ケーブルでここまでの情報ネットを構築するのは県内自治体でも初めてで、スーパーワイドLANの利用は全国的に最も早いグループに入る。
光ケーブルとともに、市内で検討が続いてきた企業グループによるCATV(有線テレビ)について西川市長は、「CATVも画像以外にインターネット接続のサービスを考えていたので、NTTの回線が敷設されると事業として成り立つかどうかの懸念がある。今後どうするかはしばらく様子を見たいというのが企業側の意向のようだ」と述べた。
(2002/ 2/ 4)
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