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市内の比角地域よしやぶ川夢プラン推進委員会(関矢登会長)が、地域を流れる川の環境美化などを目指した「よしやぶ川再生プロジェクト」を立ち上げ、今年で5年。今年は全長200メートルにわたって、川沿いに花の苗を植え、近く稚魚の放流を計画した。秋には花をバックに音楽コンサートを予定しており、これらの活動を通し、地域の連帯感、協調性を一層高めていきたい考えだ。
再生プロジェクトは、地域を流れるよしやぶ川の環境悪化が進む中で、川とその周辺の美化活動を行い、地域住民が健康で憩えるエリアとして利用できないかという発想から生まれた。1998年から川沿いのウオーキングを開始し、回を重ねるたびに川をきれいにしたいという意識が高まってきた。この間には、比角小児童たちが総合学習で河川調査を行うなど地域の活動に一層の弾みをつけた。
今年の活動は5月から始まった。まず田塚町内会が川沿いの花壇作りに取り組んだ。草の生い茂る川の周辺を耕し、花苗植えの準備を整えた。その後、先月には2回に分け、総勢200人が参加して、コスモス、ヒマワリの苗を合わせて5000本植えた。参加者の1人、三和町の会社員・永見富義さんは「散歩コースなので、花の咲くのが楽しみ」と近所の人たちと一緒に精を出した。
プロジェクトでは引き続き、川の清掃、稚魚の放流などを行い、魚のすめるきれいな川を目指す。また、10月には遅咲きの花をバックに、水カンリンバという楽器を使ったコンサートの計画もあり、イベントへの夢はふくらむ。
関矢会長は「このプロジェクトが地域環境のシンボル的な事業として、地域の連帯感、協調性に結びつけていきたい。また、河川の改善のみにとどまらず、地域が自主的に何ができるか、教育や福祉、防災などこれからの地域課題の解決に向けた試金石として位置付けている」と話した。
(2002/ 7/23)
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