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本県がコシヒカリと並ぶ主要コメ品種に育てたいとしている「こしいぶき」の県外初出荷が11日、柏崎農協南部高田支店で行われた。出荷に先立ち、生産者と消費者が一緒になってこしいぶきをアピールするイベントも高田コミュニティセンターで開かれ、市場の評価に期待を込めた。
こしいぶきは、コシヒカリに負けない食味と手ごろな価格をセールスポイントに、県が早生(わせ)品種の切り札として開発した。県内では今年、2,600h$で作付けし、1万3,000t$の出荷を予定。柏崎刈羽は南蒲原と並ぶ栽培拠点で、約400の農家が168h$に作付けした。本格栽培初年度の昨年は県内のみの出荷だったが、今年初めて自主流通米として市場に初上場することになり、第1便に柏崎刈羽産が選ばれた。
「柏崎刈羽『こしいぶきの里』から新米。秋いちばん大会」と名付けた11日のイベントは、生産者、地元消費者、関係機関が気持ちを1つにして新しいコメのデビューにメッセージを送ろうという企画で、県などで構成した実行委員会(会長・県知事)の主催。柏崎総合高の生徒も含め約100人が参加した。磯部春昭副知事はあいさつで「高温下でも落ちない食味。新潟米の2枚看板に育てたい」と強調。市長代理の棚橋収入役も「早場米地帯として蓄積した技能を向上させ、柏崎を代表的な産地にしたい」と決意を語った。
続いて市内藤井の巻口新一さんが「消費者からおいしく食べてもらうことが何よりの喜び」として生産経過を報告。生産者の市内中田・星野勇人さん、消費者協会の荻原玲子会長、柏崎総合高の渡辺記章さんがそれぞれの思いや願いを披露。サケや大根菜などが入った八種類のおにぎりを試食し、こしいぶきのおいしさを実感した。
出荷のテープカットは隣の農協前で行われ、村田兼蔵・柏崎農協組合長の「自信をもって第1便を消費者に届けたい」の言葉に続いて、20t$、720袋を積んだトラック2台を拍手で関東方面へ送り出した。
(2002/ 9/12)
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