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高速・大容量の光ファイバー通信ケーブルで市の施設などを結ぶ「柏崎市地域行政イントラネットワーク」が6日から運用を開始した。初日は市役所でその記念式典が行われ、北条保育園の園児たちもオンラインで参加し、開通を祝った。
このネットワークは、市が今年度新規事業として、NTT東日本の「スーパーワイドLAN(域内ネット)」を導入し、市役所、元気館、市民プラザ、小中学校など市・広域事務組合・観光レクリエーション振興公社の118カ施設を結んだ。スーパーワイドLANの行政ネットは県内最初。端末パソコンが約2,000台の大規模なシステムとなった。
式典には関係者約60人が参列。西川市長は「これで基盤・骨格が出来上がった。あくまでもスタートラインであり、今後、民間も含めたネットワークがよりきめ細かくなって、骨格が生きてくる。いい意味でのツールとして役立ってほしい」とあいさつした。
会場の大会議室には、通信機器や大型画面などが設置され、北条保育園との間で画像・音声のやり取りを披露。保育園では園児約70人が「きょうはおめでとうございます。光ファイバーすごい」と声をそろえ、画面の前で西川市長が「顔もよく見えるし、声も元気に聞こえましたよ」と答えた。続いて園児の歌や、園内に設けられている子育て支援室の様子も紹介された。また市民プラザを市役所に見立てて、庁外での住民票発行のデモを行った。
柏崎市として初めて全市を網羅したこのネットは、最大100Mbpsの速度。基本となる光ケーブルはNTTが敷設し、市は約4,600万円で利用環境を整備した。当面は各施設での行政情報の共有化、市民への幅広い情報提供を目指す。市情報化関連業務受託共同企業体の代表は式典で、将来的な活用として、地元大学の公開講座中継配信や、電子自治体による住民手続き利便化などを説明した。
(2002/12/ 6)
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