
北鯖石小6年生が制作した拉致問題の早期解決を求めるポスター=市役所 (2025/03/04)

柏崎刈羽の卒業シーズンのトップを切って行われた産大附属高の卒業式=1日、同校体育館 (2025/03/03)

JAえちご中越の力間・経営委柏崎委員長(左奥)から門出米を受け取った柏総3年生=20日、同校 (2025/02/28)
>>過去記事一覧
北朝鮮による拉致被害者の蓮池薫さん(46)の父親秀量さん(76)は17日の会見で、薫さんと妻祐木子さん(47)が帰郷1年にあたり、市民にあてたメッセージを読み上げた。夫妻はこの1年の支援に感謝し、「まだ大変な日々が続くかもしれませんが、最後までくじけず頑張ってまいります」と決意を示した。
薫さん、祐木子さんはメッセージで「生まれ育ったこの地で子供を待ち、新しい人生を歩む決心をしました」と振り返り、「この1年間、皆様のご声援、ご支援がなかったら、私どもはここまで頑張って来れなかったはずです」と感謝した。秀量さんも羽田空港でタラップを降りてくる薫さん、祐木子さんを見た時の感動を思い起こし、「この問題が全面解決するまで頑張っていく」と気持ちを奮い立たせた。
前日の細田博之・官房副長官、中山恭子・内閣官房参与の訪問について、秀量さんは「問題解決にはまだ時間がかかる」との感触を示し、「内閣が変わるたびに1からやり直しでは積み重ねがない。一つひとつ段階的に取り組んでほしいと要望した。総理の再度の訪朝もお願いした」と述べた。薫さんは子供の帰国後の心理状態や生活環境に配慮し、「小細工をせず、芯の通った交渉を。帰国が長くなっても致し方ないから、正しく粘り強い折衝で帰国させてほしい」と訴えたという。
秀量さんは25日、佐渡で開かれる曽我ひとみさん(44)の母親ミヨシさん=失跡当時(44)=の救出集会に妻ハツイさん、長男透さんと参加する予定だ。
(2003/10/18)
※柏崎日報社掲載の記事・写真は一切の無断転載を禁じます。
すべての著作権は柏崎日報社および情報提供者に帰属します。新聞記事・写真など、柏崎日報社の著作物を転載、利用するには、原則として当社の許諾を事前に得ていただくことが必要です。掲載についてのお問い合わせは、お電話 0257-22-3121 までご連絡ください。