PHOTOニュース

北鯖石小6年生が制作した拉致問題の早期解決を求めるポスター=市役所 (2025/03/04)

柏崎刈羽の卒業シーズンのトップを切って行われた産大附属高の卒業式=1日、同校体育館 (2025/03/03)

JAえちご中越の力間・経営委柏崎委員長(左奥)から門出米を受け取った柏総3年生=20日、同校 (2025/02/28)
>>過去記事一覧
小国町で県内最大の石包丁出土
p>
小国町教育委員会は22日、同町新町の水上(みずかみ)遺跡で、弥生時代(約2,000年前)の石包丁などが出土したと発表した。石包丁の出土は県内で3例目。ほぼ完全な形を残しており、3例の中では最も大きい。25日午後1時から現地公開を行う。
遺跡調査はほ場整備に伴うもので、現地は農協カントリーエレベーターの隣接地。調査面積は約1,879平方メートル。少し盛り上がっていた水田を削った部分(30メートル×45メートル)で四角い区画もあるが、全体としては用水路になる幅3メートル、長さ約200メートルの細長い区画だ。試掘で平安時代(9世紀後半から10世紀ごろ)、近世(17世紀)の遺物が確認されていたが、今回、4角の区画を調査して、同町では初めての弥生時代の遺構が見つかった。ただ、調査面積が狭く、遺跡全体を推定するのは困難だという。
石包丁もここからの出土で、表土下約40センチの深さで見つかった。横24センチ、縦13センチの半円形をした粘板岩。刃の部分は鋭利な形に研ぎ削られ、手で持ちやすいようにひもを通したらしい穴が2つ空いている。イネ科の植物の刈り取りに使ったと思われ、それがコメであれば、小国の地でこの時代に稲作が行われていたことを示す貴重な資料になりそう。町教委では今後、電子顕微鏡による確認を依頼し、正確に植物の種類を突き止める。
(2003/10/23)
※柏崎日報社掲載の記事・写真は一切の無断転載を禁じます。
すべての著作権は柏崎日報社および情報提供者に帰属します。新聞記事・写真など、柏崎日報社の著作物を転載、利用するには、原則として当社の許諾を事前に得ていただくことが必要です。掲載についてのお問い合わせは、お電話 0257-22-3121 までご連絡ください。