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来年3月で創立93年の歴史を閉じる柏崎商業高校(松村武司校長)は1日、同校体育館で閉校記念式を行い、最後の学年となる3年生、同窓生、現旧教職員ら約480人が母校の閉校を惜しんだ。式典後、冬季五輪スキー・ノルディック複合団体の金メダリスト・荻原健司さん(33)が記念講演を行った。
柏商は1910年、県内2番目の商業学校として設立され、卒業生は18,000人余り。2002年度、柏崎総合高校の設置に伴い、生徒募集を停止し、今年度、校内に中高一貫の柏崎翔洋中等教育学校が開校した。最後の3年生は3科で178人だ。
柴野三郎・記念事業実行委員長は校史を振り返り、「母校は幕を閉じるが中高一貫校に生まれ変わり、新入生のはつらつとした登校姿を見るとき、21世紀の教育に期待し、拍手を送りたい」と述べた。松村校長は「若い日の思い出に誇りを持って精進することで、柏商の歴史は光を増す」と呼び掛けた。また、濁川貴之・生徒会長は「私たちは柏商とともにゴールまで1歩1歩踏みしめ、歩んでいく。最後の柏商生として胸を張り、旅立ちたい」と述べ、残る4ヶ月の学校生活に決意を示した。
荻原さんは講演で「世界と闘い学んだこと」と題し、苦手のジャンプをV字スタイルで克服した経験などから、「見方を変えることで全体が良くなる。コンプレックスはいつしか結果をもたらし、自分を成長させるうえで大切だ」と述べた。引退から約1年7ヶ月がたち、スキーを貫いた自信が今の支えになっているとし、「好きなことに信念を持ち、やり通す情熱を」と生徒に呼び掛けた。
(2003/11/ 4)
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