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別俣小(井沢文夫校長、児童数26人)の3.4年生が27日、豊かな自然に恵まれた校区や学校のことを知ってほしいと、学級新聞を市内駅通りとJR柏崎駅前で配った。
転校した児童を含む八人は総合的な学習で、6月から地域の自然が育むハッチョウトンボやホタルなどの観察を行い、生態を調べた。作文をパソコンに入力、9月から皆で校正し、表現、編集を工夫した。
こうして発行したのが学級名を付けた「たんぽぽ新聞」(カラー、A3判)。トップ記事は「ハッチョウトンボを知っていますか」。オスが背中に卵を乗せる珍しいオオコオイムシも写真とともに紹介している。
自作の宣伝プレートを掲げた児童が「珍しい生き物や私たちの自然がよく分かります」と元気な声で呼び掛けると、「読んでみようかしら」と受け取る人も。駅前で最後の1枚を差し出された大島辻子さん(74)は同校卒業生で、所用で帰省し、上越市に帰るところ。「えらいね。大事に読むね。しっかりしている良い子たちですね」頼もしそうに笑顔で話し、子供のころ、吹雪の道に目印の竹ざおが立っていた思い出などを懐かしんだ。
「大変だったけど、パソコンで新聞を作るのは楽しかった」と3年生の池嶋圭太君。用意した百枚を配り終え、「また配りたい」と話す児童に、担任の近藤由香里教諭(27)は「こんなに楽しそうに生き生きとした顔を見せるなんて」と目を細めた。
(2003/11/28)
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