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西川市長は9日、市議会12月定例会の一般質問に対する答弁で、中高一貫の県立柏崎翔洋中等教育学校と2中、常盤高校を対象に検討してきたトライアングル方式の校舎新設・移転を方向転換することを表明した。2中は現地改築を行いたいとする一方、翔洋の柏崎学園ゾーンでの校舎新設は実現困難とした。真貝維義氏(公明党)の質問に答えた。
柏崎翔洋は今年4月、来春で閉校となる柏商の校舎の1部を使って開校している。しかし市は以前から、市内南部の学園ゾーンに校舎を新設した方が理想的な教育施設が可能になると主張。2中を常盤高に、常盤を柏商に移転して、県が常盤の売却費を翔洋建設費に事実上充てる方式を提案し、財政事情などから柏商活用を打ち出した県との交渉を重ねてきた。
一般質問で真貝氏が「2中の保護者や地域からはもう待てないという声が出ている。タイムリミットではないか」とただしたのに対し、西川市長は「関係者に状況を十分に説明した上で、2中は現地での改築としたい」との考えを表明した。理由として、市の案が常盤を含む県サイドの了解を得るに至っていないこと、2中の校舎老朽化が進む中で一刻も早い解決を関係者から求められていることを挙げ、「今でも市全体の利益からすればベストの案と信じているが、諸状況を勘案して方向転換もやむをえないと判断した」と述べた。
真貝氏が「翔洋は学園ゾーンに建設すべき」との立場から、独自の移転新設の可能性をただしたが、市長は「セットで考えてきたことであり、単独で学園ゾーンにという要請は県が受け入れないと推察する。事実上不可能であり、実現は難しい」と答えた。
(2003/12/ 9)
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