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11日開かれた市議会2月定例会の文教経済常任委員会で、当局は今年度策定作業を進めている市水田農業ビジョンの概要を説明した。「安全で安心な循環型農業」とした本市の基本目標、基本方針などを示し、議員の意見を求めた。
同ビジョンは、「生産者重視から消費者・市場重視となる『売れる米づくり』の推進」などを改革のポイントとした国の方針をもとに、各自治体が地域にあったビジョンの策定を行っているもの。国は2010年度を目標に、「米づくりの本来あるべき姿」の実現に向けており、04年度から同ビジョンをスタートさせる。
説明で当局は基本目標の設定について、「循環型農業の拡大・定着と水田を活用した多様な産地づくりの推進を目指す」と述べ、基本方針として@生産目標数量に則した生産A高品質・良食味米の安定生産を目指し、需要に見合った米の計画生産などを、具体的な推進方法として@米の生産調整A水田を活用した作物の産地づくりなどをそれぞれ6項目挙げた。
議員からは「稲作技術についての記述が少ない」とする意見や、「ビジネスとしての農業をどう考えるか」「今の農村を支えている兼業農家を守るべきだ」など当局の姿勢をただした。これに対し、当局は「刈羽農改普及センター、農協など関係機関が入って、技術面を具体的に盛り込んだ」と答弁。「プロを目指す専業農家、集落営農を目指す兼業農家を併用して農業を守っていきたい」と述べた。
(2004/ 3/12)
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