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被災の閻魔堂で15日に秋の例祭
市内で多くの歴史的な建造物が中越沖地震で被災する中で、新潟三大高市(たかまち)の一つとされる「えんま市」のお堂の閻魔(えんま)堂(市文化財、今井徹郎堂守)が損壊した。震災前とは様相が一変したお堂で15日、今年も秋の例祭が行われる。
閻魔堂は数度の火災で類焼し、現在の土蔵造りの堂は1896(明治29)年、名工・4代目篠田宗吉によって建てられた。お堂は今回の地震で土台が東に10センチ、南に5センチずれ、内外の土壁が落下した。彫刻がほどこされた向拝も完全に倒壊した。ただ、閻魔大王をはじめ、十体の閻魔王は幸いにも柱、梁(はり)に守られたためか被害はなく、一体も落ちなかった。
向拝の倒壊で、今はお堂の脇からしか出入りできないが、例祭までには正面から参拝に入られるように応急処置を急ぐ。また、土壁を取り除くとともに、お堂内の4本柱から2センチほど梁が抜けてしまったため建物の要所要所をワイヤで締め付ける作業に取り組んでいる。今後は添え柱で建物を補強する。
(2007/10/12)
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