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市が子育て支援事業の一環として市立保育園で開設している「子育て相談」の平成10年度の利用状況がまとまった。利用件数は前年よりも20件あまり多い205件を数え、育児に関するさまざまな不安、悩みの相談が寄せられた。
この事業は核家族化などが進む中で、若い母親などの育児不安、悩みの解決に役立ててもらうことが目的。従来からそれぞれの保育園で相談事業を行っていたものを、7年度から柏崎・比角、8年度には半田も加わって、3カ所の保育園に専用電話を設け、園長、保健婦が相談に応じている。
集計によれば、10年度の相談件数は在園児が94件、来園児(未就園)が34件、電話(同)が77件の合計205件。前年の181件に比べ、24件増加した。このうち、0歳から3歳までが161件で、全体の8割近くを占めた。
主な相談内容は別表の通り。「発育・発達」が最も多く115件、次いで「生活習慣」が48件、「育児(しつけ・育児不安)」が25件、「その他」が17件の順。0歳から1歳では授乳・離乳食の進め方、睡眠、排せつなど子供の健康、生活に関することが多く、年齢が高くなるほど精神発達、社会性、言葉の問題が増えてきている。また、件数は少ないが、乳幼児虐待など深刻な親子関係の問題も含まれているという。
これらの結果から、担当の福祉課では「未就園の子供の相談では核家族、初めての子育てで日常の育児に悩んでいることが多い」などと分析した上で、「悩みを抱え込まずに気軽に相談してほしい。育児相談ばかりでなく、実際に親子で遊んだり、母親同士の交流も必要であり、育児サークルなどに積極的に参加してほしい」と話している。
相談は月曜から金曜までの毎日、午前8時半から午後5時まで面接または電話で応じている。各保育園の専用電話は柏崎が21-1310、比角が21-1330、半田が21-7887。このほかの市立保育園でも受け付ける。
(1999/ 6/16)
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