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市内の三島町、剣野町周辺で今月初めごろから、ゲンジボタルが飛び始めた。自然の恵みである貴重なホタルを保護していこう――と昨年暮れ、両町内などに住む人たちによって発足した剣野川ほたる保存会(事務局長・永井幸一さん)にとって初めての年。市街地での生息は珍しいだけに、親子連れらが鑑賞に訪れ、交流の光景が続いている。
同保存会は昨年夏、三島町集会所から剣野団地間の約300メートルの水路にホタルが大発生したことから、何とか身近なホタルを保存していきたいと結成。最初の活動として、ホタル保護に必要な水の確保を建設省・長岡国道工事事務所に申し入れる一方、知識や情報を得るため、県ホタルの会、県の環境NGOにも入会した。 ホタルは今年も6月初めごろから、少しずつ姿を見せ始め、今では目視で一晩に約200匹が飛び交うようになった。こうした状況に、同保存会では通行車両の徐行、自粛を求めるはり紙などを出して協力を呼び掛けた。また、沿線の各戸の中には明かりを暗くする家もあるほどだ。
両町内には身近な鑑賞を楽しむ親子連れや、町外からもたくさん訪れ、光の舞を楽しみ、ホタルを通して、交流の輪が広がりつつある。永井事務局長は「昨年よりのやや少なめだが、この雨でどうなるか。20日ごろまで見られるのでは。市街地の街灯の下で飛び交うなど条件的には珍しく、大学や関係機関からの研究のための依頼が来ている。会として始まったばかりなので、ホタルの保全に向けて、これから勉強していかなければ」と話している。
(1999/ 6/16)
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