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柏崎商工会議所は、会員192事業所を対象に今年1月から2月にかけて実施した「春季賃上げに関する意識調査」の結果をこのほど報告書にまとめた。それによると、平均賃上げ率(定期昇給込み)は、0%―1%台が大勢を占め、長引く不況を反映する結果となった。調査回収数は116(回収率60.4%)。
回答で最も多かった賃上げ率は「1%台」で31.8%。次いで「0%(賃上げなし)」が31.0%で続いている。これに「1%未満」を加えた1%以下の割合が昨年より5ポイント増えており、近年の下降傾向に歯止めがかかっていない状況だ。過 去6年間の比較で見ても「2%未満」が50ポイント近く増加し、逆に「2%台」「3%台」が20ポイント近く減少している。
賃上げ額では「4000円未満」が最も多く64.0%。次いで「4―6000円未満」が25.4%、「6000―8000円未満」が6.1%と続いている。規模別格差は見られない。
業種別の賃上げ率は次の通り。
【建設業】「0%」「1%台」が同数で各34.5%と最も多く、続いて「2%台」「3%台」が各13.8%で並んでいる。昨年と比較すると「3%台」が減少し、「0%」「1%台」が若干増加している。
【製造業】「1%台」が36.4%、「0%」が29.5%、「2%台」が18.2%と比較的分散。昨年とほぼ同様の賃上げ率。
【卸売業】「1台」が40.9%。次いで「2%台」が31.8%、「0%」「3%台」が各13.6%と続いている。他業種と比べ賃上げ率が最も高い。昨年と比較して「1%台」が22.7ポイント、「2%台」が9.1ポイント加し、「0%」が18.2ポイント減少した。
【小売業】「0%」が47.6%と、他業種と比べて最も多い結果となった。次いで「2%台」が23.8%で続いている。昨年と比較しても「0%」が12.8ポイント増加している。
(2000/ 3/10)
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