
北鯖石小6年生が制作した拉致問題の早期解決を求めるポスター=市役所 (2025/03/04)

柏崎刈羽の卒業シーズンのトップを切って行われた産大附属高の卒業式=1日、同校体育館 (2025/03/03)

JAえちご中越の力間・経営委柏崎委員長(左奥)から門出米を受け取った柏総3年生=20日、同校 (2025/02/28)
>>過去記事一覧
市内の在宅介護支援センターの2001年度の利用状況がまとまった。相談件数は5カ所の合計で9900件余り、延べでは14000件を超えた。この中には゜「介護保険」に関する相談が約3割を占めるなど同センターの果たす役割の大きさをうかがわせた。
同センターは高齢社会を迎える中で、在宅介護を支える事業の一つ。寝たきりや痴ほうのお年寄りが家庭で安心して生活出来るように関係機関、施設、病院などと連絡・調整を図ったり、介護保険、福祉サービス、介護用品の紹介、介護指導など総合的な相談に応じている。
市内では1993年に北半田地内の刈羽郡総合病院で開所したのに続いて、茨目地内の米山爽風苑、佐水地内のいこいの里、赤坂山地内の支援センターが次々と稼働。99年には栄町地内の元気館で基幹型の支援センターが開所した。現在は市内五カ所でケースワーカー、看護婦らがきめ細かな活動を進めている。
まとめでは01年度の相談件数は5カ所合わせて9932件。来所、電話、訪問などのいろいろな形態で行われた。これは前年度に比べ、610件の増だ。また、1回の相談が複数の分野に及んでいることから、延べでは14385件に上った。必要に応じて、高齢者世帯などの巡回も行った。
相談の主な内容は「介護保険」が最も多く29.9%、次いで「保健」が26.3%、「介護方法」が11.8%。以下、「医療」「介護用品」「住宅改修」など。市元気支援課では「地域型の支援センターによって、要援護老人の実態把握と相談指導をきめ細かに行えるようになった」とした。
年々の増加傾向は「虚弱な高齢者への相談・訪問で、タイミングよく介護保険の相談にのれている」とも分析する。このほか、相談以外の活動として実態把握、広報活動、介護者教室なども5000件以上。同課では「高齢者の介護に関することは気軽に元気館もしくは近くの支援センターに相談してほしい」と話している。
(2002/ 6/15)
※柏崎日報社掲載の記事・写真は一切の無断転載を禁じます。
すべての著作権は柏崎日報社および情報提供者に帰属します。新聞記事・写真など、柏崎日報社の著作物を転載、利用するには、原則として当社の許諾を事前に得ていただくことが必要です。掲載についてのお問い合わせは、お電話 0257-22-3121 までご連絡ください。