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綾子舞現地公開、優美な舞台で堪能
国指定の重要無形民俗文化財「綾子舞」の現地公開(市綾子舞保存振興会、市教育委員会主催)が11日、市内女谷の旧鵜川小体育館で行われた。雨天のため、6年ぶりの屋内開催。伝承学習で取り組んだ小・中学生らも大人に交じり、独特の所作、優美な衣装で、市内外から訪れた約800人の観客を堪能させた。演目では、はやし舞 「さいとりさし舞」の歌詞を約100年ぶりで完全復活させ、国指定30周年の来年への弾みをつけた。
綾子舞は女性が踊る小歌踊と男性によるはやし舞、狂言の3種類を総称。出雲の阿国(おくに)の初期歌舞伎の面影を色濃く残す古雅な芸能だ。現地公開では「祓(はら)い舞」で幕を開け、「肴(さかな)さし舞」「恋の踊」「因幡(いなば)踊り」「常陸(ひたち)踊」など小歌踊、はやし舞、狂言など十三番を披露した。
復活の「さいとりさし舞」は、長老・布施富治さん(83)が若いころ、先代から歌詞、所作を聞き書きしていた。1971年に東京・国立劇場で一部を、約30年ぶりに昨年はさらに追加し、今年は残りをすべて復活した。鳥さしが京都から鳥を追って旅する物語で、歌詞には越後も登場し、こっけいに歌い、舞い、伝承の重みを感じさせた。舞台を終え、布施さんは「これで完成ではなく、まだまだこれからだ。さらに磨きあげていきたい」と語った。
(2005/ 9/13)
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