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気温が上がり、道路舗装のアスファルトが軟らかくなる季節を迎えている中、道路表面が突然陥没して穴が出現する個所が市内で増えている。2004年に起きた中越地震の後遺症の一つで、市は市議会6月定例会に8000万円の補修費を補正予算として提案した。
中越地震では盛り土部分の崩壊、ひび割れ、段差、地下埋設物隆起などの道路被害が大きく、市では発生直後の04年秋に仮復旧。翌年春からは、緩んだ路床・路盤を掘り返し、新たに砕石を投入して固め、舗装するなど本格復旧を図った。
しかし、地震は地中の深い所にも空洞や亀裂が発生させていた。地震直後は何ともなかった場所が、その後の道路使用による振動などで、上の土や砂が吸い込まれたりして空洞が大きくなり、軟らかくなったアスファルトが耐えきれず、突然穴が開く。道路を使っているうちに表面が徐々に傷むという通常の損傷とは異なる被害だ。昨年は4月から次々と穴が確認され、気温の上がった8月末までの5カ月で594カ所、年間では824カ所を補修した。
今年も4月に39カ所、5月には61カ所の被害が分かり、すぐに補修。市は今年度当初予算に地震に関連した道路補修費として、約70カ所分・4136万5000円を計上していたが、今後も被害の発生が予想されるため、今回の補正予算で道路130カ所・橋りょう1カ所分の補修費を追加したいとしている。
(2007/ 6/16)
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