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柏崎刈羽に未曽有(みぞう)の大被害をもたらした中越沖地震から16日で1年を迎えた。この地震で亡くなった15人を悼む合同追悼式が同日午前、市民プラザで行われた。県、柏崎市、刈羽村が主催し、遺族や大勢の市民、行政の関係者ら約500人が参列。犠牲者をしのぶとともに、全国の支援に感謝し、復興への気持ちを新たにした。
追悼式会場の菊の花で飾られた祭壇には15本のろうそくに火がともされた。最初に、地震発生直後の様子や、全国から寄せられた支援のイベント、復旧工事など1年間の歩みがスクリーンに映された。品田刈羽村長の開式の辞に続いて、地震が発生した午前10時13分に黙とうを行い、故人の冥福を祈った。
会田市長は式辞で「住民参加と協働、自助、共助、公助の精神を尊重し、着実な取り組みで災害に強い安全で安心して暮らせるまちの復興と再生を果たす」と決意を披露。追悼の辞の中で泉田知事は「被災者の生活再建、住宅再建に全力で取り組む」と述べた。来賓を代表して泉信也・防災担当大臣が「総合的な防災対策を進め、国民が安心して暮らせる国土をつくる」と語った。
遺族、来賓、主催者による代表献花に続いて、遺族を代表し、元高校教員・故猪俣孝さんの長男宏さん(47)が「未来に向かって着実に、力強く1歩1歩あゆみ続けていきたい」と述べ、全国から寄せられた多くの励まし、共助活動に携わった関係者に感謝の気持ちを表明した。
(2008/ 7/16)
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